大規模改修現場の続きです。
解体して建物の腐食具合が判明しました。
柱・土台が白アリの被害で朽ちてボロボロになっています。
白アリが大分上まで来ています
2階まで白アリです。
ここまでの被害は想定外でした。
地震のたびによく持ち堪えたものです。
築30~40年位の木造住宅ですと(リフォームの際などに対処するなどしていれば別ですが)
水回りの柱・土台はほぼ白アリの被害にあっていると思って間違いないです。
2階までの被害はなかなかありませんね。
防蟻剤などで保護しても効果の保証は5年ほどが多いので、やはり10年を目処にメンテナンスを
入れていったほうがベターです。
リフォーム時に部分的にでも基礎部を直すのもいいですね。
例えば弊社では、ユニットバスの改修工事の時に柱等を一緒に直したりします。
このままでは当然危険ですので、腐食した柱等を直していきます。
ちなみに最近の建物ですと昔より基礎が高くなっていてベタ基礎なので、
木材に湿気が上がりにくくなっており、白アリは気にする必要はありません。
但し、白アリは湿気・水分を好みますので、植木鉢を壁際に並べたり、
常にジメジメしている箇所があると被害にあうかもしれませんので、ご注意下さい。
屋外に水道を設ける場合にも、なるべく建物から離したほうがいいですね。
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