木造のアパートのオーナー様から、壁が膨らんでいるとのご連絡が有りました。
早速調査に伺うと、 ↓ 写真ではわかりづらいですが、左側の壁が少し膨らんでいました。
壁を開いてみました。
筋交いかダブルで入っています。
しかし・・・
本来結合しているはずの筋交いが離れています。
ビスで止めてないので、木が反ってきて
壁を押してきたようです。(含水率の高い材料や節の状態によります)
(通常であれば、このような木の反り返し防止のために結合させています。)
また、筋交いを撤去すると壁倍率(壁の強度)が下がってしまいます。
本来であれば床・天井を壊しての工事となりますが、
今回はご予算との兼ね合いで間柱(真ん中の細い柱)を加工して直しました。
この物件は築30年以上の建物です。
現在では住宅瑕疵担保履行法が適用されますので、このような施工はしません。